vim-plugの導入
DebianにRust環境を構築しました。これに合わせてvimにもRust環境を作ることにしたのですが、そのついでに、「とても簡単で便利」と良く言われるプラグインマネージャ、vim-plugを使うことにしました。
ただ、しょうもないことで少し時間を取ったので、また同じ轍を踏まないように備忘録を残しておくことにします。
- 環境
- vim-plugの入手先
- インストール手順
- PlugInstallを実行できない時の解決策
- プラグインの保存場所
- 個々のプラグインの設定
- apt install git-all を実行するとこうなる・・・
環境
・VirtualBox 6.1.18
・vim 8.1 (apt install でDebianリポジトリからインストール)
vim-plugの入手先
https://github.com/junegunn/vim-plug
インストール手順
(1)ターミナルを開いてcurlコマンドを実行します。
curl -fLo ~/.vim/autoload/plug.vim --create-dirs https://raw.githubusercontent.com/junegunn/vim-plug/master/plug.vim
すると、ホームディレクトリに .vim ディレクトリが出来上がります。
階層構造は以下の通り。
~/.vim/autoload/plug.vim
(2)ついでに、pluggedディレクトリを作成します。
mkdir ~/.vim/plugged
もしかしたら、後の作業のPlugInstallで自動作成される可能性もありますが、良く分からなかったので手動で作っておきました。
この記事では、ネット上で見かける例にならってディレクトリ名を「plugged」としましたが、「plugged」以外のディレクトリ名でも問題ありません(私は「plugged」ではなく「vim_plug_box」にしています)。
(3)ホームディレクトリにある.vimrcファイルにvim-plugの設定を記述します。
call plug#begin('~/.vim/plugged') Plug 'https://github.com/cohama/lexima.vim' Plug 'Yggdroot/indentLine' call plug#end()
この例では、leximaとindentLineというプラグインを記述しています。
3行目の例のように https://github.com/ を省略して記述しても問題ありません。
(4) .vimrcファイルの編集が終わったら、一度vimを終了します。
(5)再びvimを起動し、PlugInstallコマンドを実行します。
:PlugInstall
これで、設定したプラグインがgithubからPCに取り込まれるはずなのですが・・・。
ここで一度ストップしました。画面には「E492: Not an editor command」というメッセージが表示されました。:PlugInstall ができないのです。
PlugInstallを実行できない時の解決策
ネット検索をしたところ、「gitが入ってないのでは?」という意見が書かれていたので、gitをインストールしました。
su - apt update apt upgrade apt install git
ここで一つ注意することがあります。
apt install git-all # ダメな例
としてはいけません!(これで自分は時間を無駄にしました)
gitをインストールしてからvimを起動して、
:PlugInstall
と入力しました。
今度は無事に実行されプラグインがインストールされました。
プラグインの保存場所
.vimrcに記述した内容の通りなのですが、以下のディレクトリにプラグインが保存されます。
~/.vim/plugged
個々のプラグインの設定
leximaの方は特に設定しなくても勝手に括弧を補完してくれますが、indentLineの方は設定が必要です。.vimrcに以下の記述を追加しました。
"------------------------------------------------- " インデントを可視化するプラグイン indentLine "------------------------------------------------- let g:indentLine_color_term = 111 let g:indentLine_color_gui = '#708090' let g:indentLine_char = '¦' "use ¦, ┆ or │
apt install git-all を実行するとこうなる・・・
git-allをインストールするaptを実行したところ、インストール途中でGUI画面が落ちて、黒い画面になってしまいました。そこで、CTRL + ALT + F1 でコンソールに切り替えて
shutdown -r now
で再起動をかけたのですが、起動プロセスの途中で止まってしまいました。
原因が「apt install git-all」なのかそれ以外なのか分からなかったのでもう一度「apt install git-all」を実行したら、やはりGUI画面が落ちて黒い画面になりました。git-allはインストールしない方が良さそうです。