タイトルのまんまですが、統計処理に使うRという言語をインストールしました。
同じ作業をしないとも限らないので、備忘録として残しておくことにしました。
Ubuntuのバージョン確認
最初にUbuntuのバージョンを確認します。
catコマンドを使って、
cat /etc/os-release
もしくは
cat /etc/lsb-release
で確認できます。
catコマンドの出力結果は以下のとおりでした。
この結果からUbuntuのバージョンは「20.04.1 LTS」で、コードネームは「focal」だと確認できます。
GPGキーの登録
ネットを調べたところ、GPGキーの登録が必要なようです。
以下のコマンドを実行します。
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys E298A3A825C0D65DFD57CBB651716619E084DAB9
リポジトリの追加
次はaptコマンド用のリポジトリの追加です。
add-apt-repositoryコマンドで統計数理研究所のRリポジトリを追加します。
sudo add-apt-repository 'deb https://cran.ism.ac.jp/bin/linux/ubuntu focal-cran40/'
このコマンドの末尾が「focal-cran40」となっていることに御注意ください。先にUbuntuのバージョンを確認しておいたのは、この部分(ディレクトリ名)に何を指定するか決めるためです。
もしバージョン「18.04」、コードネーム「bionic」だった場合、「focal-cran40」ではなく「bionic-cran40」となります。
念のため、リポジトリがsources.listファイルに追加されたか確認しておきます。
tailコマンドを使いましょう。
tail -n 4 /etc/apt/sources.list
これは sources.listファイルのラスト4行を表示せよという意味です。
実行結果は以下のとおりです。ちゃんとリポジトリが追加されていますね(下から2行目)。
Rのインストール
あとは、以下のコマンドを実行するだけです。
sudo apt update sudo apt install r-base
インストールはこれで終了です。
Rが起動するか確認
念のため、Rが起動するか確認してみましょう。
ターミナルで「R」と入力したら、無事にRの画面が表示されました。