恥は/dev/nullへ by 初心者

プログラミング素人がのろのろと学んだことをつづっています♪

MeryでMQL4 その2【入力補完】

今回はMeryでMQL4の入力補完をする方法を書いてみます。

 

入力補完ってどんなもの?

入力補完がどんなものか簡単に説明します。たとえば、SetIndexBufferという単語を入力しようとしているとします。SetIndeまで入力した時点でCTRL + SPACE を押すと、SetIndeで始まる単語を一覧表示してくれます。その中からカーソルキーでSetIndexBufferを選べば、SetIndexBufferを入力できます。こんな風に入力の手間を減らしてくれるのが入力補完です。

(なお、CTRL + SPACE はMeryの場合の話です。)

 

手順は以下のとおりです。

 

(1)単語ファイルを用意する

 単語ファイルは、前回の記事(2020年3月3日の記事)に登場した構文ファイルを元に作りますので、前回の記事を読み、構文ファイルをダウンロードしてください。

 

構文ファイルをダウンロードしたら、以下の作業を行います。

 

まず、拡張子が「.msy」となっている構文ファイルの名前を「mq4.txt」に変更します(ファイル名はもちろん半角文字です)。

 

次に、このファイルを開いて(a)から(c)を取り除きます。

(a) 先頭の15行
(b) #Word Color= で始まる行(ファイルの中に6行あります)
(c) 空白の行(改行だけで、何も書かれていない行)

 

(a)に書いた先頭の15行とは以下の行です。

#TagBegin=
#TagEnd=
#CommentBegin1=/*
#CommentEnd1=*/
#LineComment1=//
#CommentBegin2=
#CommentEnd2=
#LineComment2=
#SpecialSyntax=None
#ScriptBegin=
#ScriptEnd=
#QuoteSingle=True
#QuoteDouble=True
#QuoteContinue=False
#EscapeCharacter=\

 

(a)から(c)を除去すると、ファイルの先頭には以下の8行があると思います。

^#define
^#else
^#endif
^#ifdef
^#ifndef
^#import
^#include
^#property

 

この8行の頭にある ^ を削除して以下の状態にしてください。

#define
#else
#endif
#ifdef
#ifndef
#import
#include
#property

 

これで単語ファイルの完成です。

 

[ポイント]

・1行目から最後の行まで単語が並んでいるだけの状態であること。
・1つの行に1つの単語だけが書かれていること。

 

(2)単語ファイルをExtフォルダに入れる

Meryフォルダ(Mery.exeが入っているフォルダ)の中に Ext という名前のフォルダがあるはずです。そこに単語ファイルを入れてください。

もしもExtフォルダが無い場合は作成してください。半角文字でイー、エックス、ティーです。


これで、拡張子が「.mq4」となっているファイルをMeryで開いている時に CTRL + SPACEで入力補完ができるようになります。