MeryでMQL4を書くことにしたものの、快適に作業するためにまずは下準備から始めました。自分がやったことは以下のことです(^^)。
- MQL4特有のワード(関数など)に色付けする
- 途中まで入力したワードを補完できるようにする(例: iOp と入力した時点で特定のキーを押すと、iOpenという候補を表示)
- Meryでmq4ファイルをコンパイルできるようにする
- 調べたいキーワードの上で F1キーを押してヘルプを呼び出せるようにする
- コードを整形するツールを呼び出せるようにする
構文ファイルの設定
今回は1番目の「MQL4特有のワード(関数など)に色付けする」について書いてみます。この作業を正確に言うと、「構文ファイルの設定」です。これを行うと、以下の画像のようにMQL4特有のワードが色付けされます。
なお、半角数字や半角記号はMQL4特有ではありませんが、色付けしてある方が便利なので個人的に色を付けています。それと、水色の横線はカーソルがある行を示しています。(画面右下のイラストは『キングダム』に登場する某キャラです♪)
手順は以下のとおりです。
(1)構文ファイルを以下のサイトからダウンロードする。
【URL】 https://www.haijin-boys.com/wiki/
画面左端にあるメニューの「構文ファイル」をクリックしてください。
構文ファイルのページはアルファベット順に並んでいます。
M の辺りを見れば「MQL4_改」という項目があります。
(2)ダウンロードしたファイルを解凍する。
解凍すると拡張子が「.msy」となっているファイルが登場します。
これが構文ファイルです。
(3)構文ファイルをMeryに取り込む。
「表示」 → 「編集モード」 → 「編集モードの設定」を選択。
「新規作成」ボタンを押して、新しい項目を作成(項目の名称は「MQL4」でOK)。
いま作成した項目(MQL4)が選択されている状態で「プロパティ」ボタンを押す。
「インポート」ボタンを押すと現れるウィンドウで、先ほどの構文ファイルを選ぶ。
(これでMQL4用の構文ファイルが取り込まれました。)
そのままウィンドウを閉じずに「関連付け」というタブを選択。
「追加」ボタンを押して、半角英数で mq4 と入力する。
「OK」ボタンを押す。
(4)配色を自分好みに設定する。
「ツール」→「オプション」→「表示」を選びます。
設定項目の中に「強調文字列」というものがあります。
(1)から(8)までありますが、構文ファイルの中には5分類しかなかったと思うので、(1)から(5)まで設定すれば足りると思います。
以上の作業でMQL4特有のワードに色付けするための設定は終わりです♪
備考
1. 構文ファイルの中を見ると、以下の書き出しで始まる行があると思います。それが分類です。
#Word Color=
(#Word Color=0 から #Word Color=4 までの5分類)
2. 私のMery画面は背景が黒になっていますが、そのようにしたい場合は、「ツール」→「オプション」→「表示」を開き、『通常』という項目で背景色を黒にしてください。
ちなみに、背景を黒にすると文字の色も変更することになると思います。私は白を選んであります(^^)。